どうも、便宜上インターナショナル・プロテクション(International Protection)派の者です。
詳しくは後ほど
キャンプとかアウトドアに使えそうな充電系のガジェットを掘り下げてると
防水性能ってけっこー気になるじゃない?
筋トレ好きが高じて食べ物買う度に栄養表示必ずチェックするのと同じ感覚で
箱の裏とか当然チェックするじゃない?
だからね、世のIPキャンパーはIP規格がタンパク質含有表示と同等の重要性を持ってたりするわけ。(どうゆうわけ?)
今回はそんな「水やホコリ」の侵入にスパルタンなみんなのためにIPコードの保護等級を見やすくご用意しました。どうぞ!
「外来固形物」に対する保護等級【IP0〜6X】
IPXXの「左側」の数字
外来固形物に対する保護等級 | IPコード表記 | 保護の内容 |
---|---|---|
0級(あんまり使わない) | IP0X | 無保護 |
1級(こぶし程度) | IP1X | 直径5センチ以上の固形物が中に入らない |
2級(指程度) | IP2X | 直径1,25センチ以上の固形物が中に入らない |
3級(ワイヤー) | IP3X | 直径2,5ミリ程度のワイヤーや固形物が中に入らない |
4級(細ワイヤー) | IP4X | 直径1ミリ以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
5級(防粉塵) | IP5X | 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない |
6級(耐粉塵) | IP6X | 粉塵が中に入らない |
X(0よりこっちが多い) | IPXX | 規定しない |
固形物の保護等級イメージはこんな感じ
【IP0X】無保護
無保護の状態。そもそも固形物侵入の保護が必要無いものに関してこの表記が付く時がある
【IP1X】直径5センチ以上の固形物が中に入らない
直径5㎝程度のこぶし大の固形物を侵入させない。ということはこのぐらいかな
大人の拳では、ちーと大きすぎる
【IP2X】直径1,25センチ以上の固形物が中に入らない
1,25㎝、人差し指か小指ぐらい。私の場合は小指でしたよ
【IP3X】直径2,5ミリ程度のワイヤーや固形物が中に入らない
直径2,5㎜のワイヤー…身近に有りそうなものだとこれに当たる
【IP4X】直径1ミリ以上のワイヤーや固形物が中に入らない
これもみなさん一度はお目にかかるでしょ?そうめんぐらいの太さだな
【IP5X】有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない
実は粉塵からの影響がないタイプはここから先。
IP4XとIP5Xで、「意味」がだいぶ違ってっくるのがポイント
【IP6X】粉塵が中に入らない
ここまで来ればもう安心。理論上、粉塵は中に入って来ません
「水の侵入」に対する保護等級【IPX0〜8】
IPXXの「右側」の方
水の侵入による保護等級 | IPコード | 保護内容 |
---|---|---|
0級(あんまり使わない) | IPX0 | 無保護 |
1級(防滴Ⅰ形) | IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない |
2級(防滴Ⅱ形) | IPX2 | 「鉛直から15度」の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
3級(防雨形) | IPX3 | 「鉛直から60度」の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
4級(防沫形) | IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない |
5級(防噴流形) | IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
6級(耐水形) | IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
7級(防浸形) | IPX7 | 一時的に(30分)一定水圧の(1メートル)条件に水没しても内部に浸水することがない |
8級(水中形) | IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない |
X(0よりこっちが多い) | IPXX | 規定しない |
【IPX0】無保護
無保護の状態。水の侵入保護が必要無い物に対しては表記されることがあるかも
【IPX1】鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない
鉛直に落ちてくる水滴、つまり真上から落ちてくる雨からの保護ですね
一応防水的な?
【IPX2】「鉛直から15度」の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
01と微妙に違うんだけど「鉛直から15度」の角度範囲で落ちてくる水滴からの保護。
さっきと同じでも少し強度アップしてますと言った感じ
【IPX3】「鉛直から60度」の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
「鉛直から60度」、実際にはもう少し横殴りだと思うけど
IPX1、X2よりも角度が深くなって、この辺からだんだん頼れるようになってくるね
【IPX4】あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない
この中でちょっと特殊な存在というか
、唯一「飛まつ」に対する保護の表示なんだな
まあこれで出来ることは5〜8でも出来るということなんでしょうけどね
日本語ってむずかしい
【IPX5】あらゆる方向からの「噴流水」による有害な影響がない
「T-800じゃねえよ!!」
ここまで来るとシャワーぐらいへっちゃらだぜ
【IPX6】あらゆる方向からの「強い噴流水」による有害な影響がない
もうじゃんじゃん水かけてもらって平気っす!!怒りませんから!
【IPX7】一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない
「水深1メートル以内に30分間」水没しても水は入って来ません
【IPX8】継続的に水没しても内部に浸水することがない
I’mOK
水深6メートルで30分とはiPhone談
IPコード・IP規格まとめ
- 「外来固形物」に対する保護等級【IP0〜6X】
意外にも粉塵からの保護を目的としたレベルって5〜6なんだな - 「水の侵入」に対する保護等級【IPX0〜8】
正直1〜3はそんなに期待は無いけど、4〜6は生活防水として優れてるし、7・8表記なら天候全く気になりませんね
そう考えるとiPhoneってやっぱバケモンやで!!
あんな精密機械だけど「IP68」とかって厳しい環境で使うことを想定してるのは流石だよ
最後に
IPってInternational Protectionの略ってことで合ってるんですかねー??
「国際電気標準会議」によって定められたとなってますけどその国際?
Ingress Protection(侵入保護)でIPって呼ぶ向きもあるんですけど
どっちが正解なんだろう…
知ってる人にコメント欄で教えてもらえたら嬉しいです
おしまい!!
[…] IPコードについて分かりやすく書いた記事はこちらです […]